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さあ、おっさんに萌えましょう~
星海坊主、阿伏兎、そして銀時(笑)

初めはコメ無しがいいよ。
音量、画面を最大に。




星海坊主
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7168299


阿伏兎VS神楽
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7725934


岡田似蔵と銀時
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1661507



神編集だと思う。

それにしても
よくこんな音楽を見つけてくるものだ。
それだけでもすごいと思う。
いい曲過ぎる。
そしてアニメをこんなにぴったりに合わせるなんて…
編集の力ってすごいんだねえ…
感動がはんぱ無い…


皆さんもおっさんに萌えて下さいますように…


でもこんなアニメ作ってくれたアニ銀スタッフがすごいよ…
明日はいよいよ白血球王…
うわああ~~ん!



入稿済んで浮かれてるネ、私★
ばんざあ~いい!







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本日「tenderly」その4をUPしました。

ちょっと重複、ご勘弁を…

お仕事復帰後一週間…
はああ~疲れる…が本音でしょうか(笑)
ですが
原稿の方も順調に進み
「絶望の淵を泳ぐ金魚」と
「tenderly」とも
無事に入稿致しました。
P数、表紙、値段、夏コミでの緋桜流のスペ配置番号などは
ここからどうぞ。

http://mizukijoe.sfcgi.com/kingyo-oshirase1.htm

8/14以降には書店委託、自家通販が始まります。
必ず18歳以上の方のみ、お申込み下さいませ。
皆様を信用しております。

なお、メールで質問がありましたが
「何故ピックアップ更新なのですか?」みたいな内容のお答えは

「あちらこちらに18禁表現があるため」です。

今回のUPもどきどきです…
なので、18禁表現の部分は
本をお手に取ってお読み下さいね。

本という紙媒体と
ネットでの発表というものは全く別のものだと思います。
本好きなんです、私。
だから本を作る。
表紙を作るのも、紙を選ぶのも、もちろん小説自体、漫画自体も作るのが好きなのです。
お金が無くてひいひい言っていますが。
特に今回
2か月も無収入でしたからキツかったです。
でもでも銀時や月詠、阿伏兎や神威への愛情が溢れてしまい
退院後のお休みを活用して本に仕上げました。
夏コミでお会い出来る予定の方々、
ぜひみづきに会って下さいね!
そして
夜兎族と吉原メンバーへの、あなたの熱い想いを
私に話して頂けますように……


次回の更新は夜兎族。
「螺鈿」か「絶望の淵を泳ぐ金魚」のピックアップの予定ですが
「tenderly」の続きになるか?
まだ未定です。
皆様のご要望もお待ちしています。

検索ワードも銀時×月詠が圧倒的に多いです。
ありがとうございます!
ですが
夜兎族ファンの方々にも頑張って頂きたい!
みづきは銀時月詠も大好きですが
夜兎族も大好きなのであります!
どうぞ拍手で主張して頂きたい!
頑張れえええ~って自分にも言っております…
夏コミは「神威」スペですが
土銀もの、銀時月詠ものも販売いたします。
ぜひお立ち寄り下さいね。
お声もぜひ掛けて下さいね。
「ブログ読みました」だけでも全然オッケ~~
嬉しくてきっとハグしちゃいマス♪





お気軽にコメや拍手コメでどうぞ。
あ、メールもフォームからどうぞ★

その拍手コメですが
「銀月頑張って下さい」
ありがとうございます。
コメがない拍手にも
同じような熱い想いが込められていると受け取っております。
それでよろしいですか?




このブログは当サークル発行本の「試し読みコーナー」です。
いろいろなカプ本を作っていますので
読みにくい形式かと思いますが
きちんと全文をUP出来ない先の事情があるため
本館であります「フル・スロットル」サイト内で
発表していないのであります。
きちんと全文発表している作品もありますが
それは18禁表現のないもので
本化しておりません。

現在こちらで発表しております作品は
本化しております。
既に販売されているものもありますので
お金を出してお求め下さった方のためにも
全文UPはいたしません。
私はそういうのをあまり気にしないのですが
中には「買った本がタダでネットで読めるじゃないか」
とお怒りになる方もおられるかもしれません。
未だそういう内容のお知らせはございません。
「続きが読みたくて。ウチでじっくり最初から読んで萌えました」的な
ご感想など頂いておりますので
私の発表形式をご理解して頂いているのだなあと
ありがたく思っております。
先にも言いましたように私は「本が好き」だからです。
本だと寝っ転がってでも読めますので(笑)
それに作品自体がものすごく長いものを
本化しているのですよ…
「螺鈿」なんて200P本です。
たとえ知っている部分でも本で読むと違いますし
切れ目なく繋がっていますし、
きっと物語を味わってお読み頂けると思いますヨ。
作品自体を楽しんで頂けることと思います。
て、私がそうなんですよね。
分厚い本をかかえて
コーヒー淹れて、
クッションにもたれて大好きな本を開く…
至福の時です!

自分の意見ばかりを述べました。

どうぞご遠慮なくご意見などお聞かせ下さい。
反対意見だって大歓迎。
これからのブログ運営、本発行の折の
参考にさせて頂きますね。

最後になりましたが
いつもご訪問をありがとうございます。
皆様のご訪問、拍手に応援され支えられております。




城みづき







 
このお話はその3の続きになります。


「待たせたな。わっちが吉原女学院親衛隊「百華」の頭、
月詠でありいす。ぬしが西高の坂田銀時でありいすか?」
男が静かにこちらを振り向いた。
赤い目、学ランの中に着ているTシャツに【糖】の文字。
間違いなくこれが銀時であろう。

「おう、そうだ。わざわざ呼び出して悪かったな」
「坂田銀時…ぬしはひとりか?そこらに手下が隠れていないか?
正々堂々と話し合いたい。嘘はやめてくれでありいすよ」
「ふむ。ひとりだぜ。今夜は俺ひとりだ。俺の、プライベートな謝罪をしに来たんでな」
真っすぐに向けられた赤い目の奥に光るものが見えた。
「謝罪…か。分かった。みんな、帰るでありいすよ。
向こうがひとりで来ているのにこちらは大勢というわけにはいかぬ。心配は要らぬから、帰れ」
「え?頭!そんなこと危険です。ひとりで来ているなどという言葉を信じるのですか?
こんな奴の言葉を…」
「ああ、そうだ。こいつを見ていたら、その言葉に嘘はないと思える。大丈夫だ。
わっちがきちんと話をして帰る。さあ、みんな帰りなんし!」
頭の強い言葉に百華のメンバーはしぶしぶと引き下がる。
やがて波止場は銀時と月詠のふたりだけになった。



じっとこちらを見ている銀時。
月詠は静かな空気の流れに、いつ尋常成らざる気配が混ざるかをキャッチするために、
その五感を研ぎ澄ませる。
手はいつでもセーラー服の中にあるクナイを握れるよう、緊張しながら下していた。


「何だ…プライベートな謝罪とは。先日の元町でのいがみ合いに関係があるのか?」
「ああ、ある。それだ。そっちの生徒とウチの生徒が取っ組み合いになった、アレだ」
「ふむ、聞いておる」
「まずは謝っておきたい。最初に手を出したのはこっちだと聞いたのでな」
「ふむ。そうか。だがあれはウチのも悪かったのではないか?
混んでいる元町の道で、肩が触れたか触れないかでもめるとは、
こちらにも非があったかも知れぬぞ?
きっとその後に醜い口争いが起こって、喧嘩になったんじゃあるまいか?」
「その通りだ。さすがは頭と呼ばれるだけあるな。洞察力もなかなか鋭い」
「…お、お、お世辞はいいから続きを話すでありいす!」
「こっちの西高の女は…まあ、アレだ、俺の女でな。
喧嘩っ早くて困ってる。
それにド近眼でよ、メガネを壊されたことを未だに根に持っていやがって…
互いの学校の悪口を言いながら殴り合ったのだそうだ。
だが俺の女は武芸に秀でたやつで、
喧嘩になったら男でも負けるかもしれないという力の持ち主でな。
今度会ったらぶっ殺すなどと息巻いているんで、
もうこれ以上吉原の女に喧嘩を売るなと言ったのに聞かないんでな。
ならば吉原の頭と話をつけて、メガネ代金をもらってきてやるから、
もうこの話はチャラにしろと言って出てきたという訳だ」


月詠はむかついた。
なんだと?俺の女だと?この!
その女をなだめすかす為に、わっちを呼び出したのか。
泣いてすがられでもしたのか?
壊れたメガネの代金だと?
そんなものを支払う義務はこちらにはない。ふん!

「残念だが銀時。壊れたメガネの代金はそちらでもってもらおう。
こちらの生徒もの、セーラー服が破れたと、制服の再注文を頼んでいる。
こちらの費用も、そちらのメガネ代金も、喧嘩両成敗ということで自腹切りにしてもらいたい」
「はあ…そちらの吉原女学院のお嬢様方は超セレブ。
こちとら生徒全員がバイトに走らないとならないほどの貧乏ぶり。
この格差は今の日本を非常によく表していると思うがね。
セレブなお嬢さんが制服を作り直すのは、どうせ金持ちの親父の金だろうが、
メガネを作り直す代金は、俺の女が毎日バイトしても2カ月はかかるというもの。
この格差を埋めるべく、交渉に出て来た俺の言い分も、ちったあ分かれよ、お嬢さん」
銀時がにやりと目を細め、口角を上げた。


なんだこりゃあ!恐喝かあ?くそっ、腹の立つ!
俺の女、俺の女と言うな、馬鹿っ!
自分の女ぐらい、ちゃんと言って聞かせておとなしくさせろ、この!
こりゃあ要するにノロケじゃないか!


月詠はちょっとでも銀時をかっこいいと思った自分が許せなくなった。
「残念だが断る。代金は互いに持つ。これでお終いだ。
それと今後吉原女学院の生徒に手を出してきやがったら
わっちが許さんから覚えておけよ、いいな、銀時」
凄みのある声と目つきで言い放つ。
くるりと背を向け、歩き出した。
「待ちな」
「え?あ!」
月詠は銀時に腕を取られ、きつく抱きしめられた。
「こ、この!何をする!は、放せ!」
「おめえが気に入った…おめえも俺が気に入ったろ?
そういう目で俺を見てたもんな…ふふ」
「う、うるさい!何を言う!自惚れるな、あ!」
銀時の手が月詠の頬を掴む。強い力。身動きが取れない。
ふたりは至近距離で見つめ合う形となった。

「どうだ…俺と付き合わねえか?
…おめえと付き合えるんならメガネ娘はフッてもかまわねえ…」
「な、何を世迷い言を!は、放せ、この!い、嫌だ!」
「おれは迷っちゃいねえ…おめえ…いい女だ…俺の女になれよ、月詠…」
「い、いや!は、はな…んんっ!」

銀時は月詠の唇を捕えた。
激しく吸われる。
月詠にとってのファーストキスだ。くらくらする。
これがキスというものなのか!
え?これがそうなの?
信じられない!
ファーストキスってもっとこう、ムード満点の、
互いに好き合ってどきどきしながら唇を合わせるものじゃなかったのか?
本にはそう書いてあったし、憧れも……
なのにこれ?強引に男に唇を奪われたこのキスが、わっちのファーストキスなのお?い、嫌!


それにしてもなんと慣れた仕草なのだろう。
ちくしょう、その女と毎日キスしているからか!
なんだよ、この…!
と、銀時のキスに抵抗出来たのはここまでだった。
熱く甘い銀時の唇…舐めまわすように動く舌、顎から移動した銀時のその腕は
いつしか月詠の腰をしっかりと抱き寄せていて身動きが全く取れない。
そればかりか銀時の唇から注ぎ込まれてくる情欲の熱さに眩暈がする。
大きな舌の動きは、月詠の身体の芯まで響く。

力が抜けた。
立っていられない。
月詠は銀時にしがみついた。





@@@お仕事復帰後一週間…
はああ~疲れる…が本音でしょうか(笑)
ですが
原稿の方も順調に進み
「絶望の淵を泳ぐ金魚」と
「tenderly」とも
無事に入稿致しました。
P数、表紙、値段、夏コミでの緋桜流のスペ配置番号などは
ここからどうぞ。

http://mizukijoe.sfcgi.com/kingyo-oshirase1.htm

8/14以降には書店委託、自家通販が始まります。
必ず18歳以上の方のみ、お申込み下さいませ。
皆様を信用しております。

次回の更新は夜兎族。
「螺鈿」か「絶望の淵を泳ぐ金魚」のピックアップの予定ですが
「tenderly」の続きになるか?
まだ未定です。
皆様のご要望もお待ちしています。

お気軽にコメや拍手コメでどうぞ。

その拍手コメですが
「銀月頑張って下さい」
ありがとうございます。
コメがない拍手にも
同じような熱い想いが込められていると受け取っております。
それでよろしいでしょうか?




 
前回の「日々原稿中」にたくさんの5つもの拍手!
どうもありがとうございました!
その5人の皆様に向けて、いえいえ勿論いつもここに来て下さっている方の為に
迷っていた原稿UPを致します。
「日々原稿中」に書きましたあたりは
このような小説文章に仕上がりました。


「絶望の淵を泳ぐ金魚」
神威が団長になる前~団長就任あたりまで。
鳳仙の下で修行中の少年神威は寂しさを抱えていた
だがそんな時に阿伏兎と出会って知った
初めての「恋心」
金魚鉢の中で暮すような不自由な生活の中で見つけた
神威の愛と喜びと哀しみのエピソード

http://mizukijoe.sfcgi.com/kingyo-oshirase1.htm


阿伏兎×神威 「絶望の淵を泳ぐ金魚」その1



こんなに深夜になるまで働いている俺って…
まったく以って偉いよなあ…


阿伏兎は時計を見るのも億劫そうに首を回した。
もう大分遅い。
眠気も最高潮だ。
目を擦り伸びもした。
机の引き出しを開けると、煙草とオレンジ色のライターを取り出す。
煙草を一本抜き取ると、そのライターで火を点けた。
ふううっとゆっくり煙を吐き出す。
紫煙が部屋に流れてゆくのを、阿伏兎は目で追った。


残りわずかな酒の入ったグラス。
小さな灰皿。

阿伏兎は夜になり自室に籠って書類仕事を片付ける時、
いつもこれらを用意していた。
自分ひとりの時間を楽しむわずかなアイテム。
だがそれだけで充分だ。
寝る前の、ほんの少しの、今日の自分へのご褒美…


ライターは安物の百円ライターだ。
だが深い意味がある。
阿伏兎はこのライターを買った日に、神威に出会ったからだ。



「もうとっくに眠ったろうな…」
別の部屋に眠る神威は、自分の護るべき少年だ。
この神威の住む鳳仙の屋敷に寝起きするようになって、
そろそろ一年が経とうとしていた。
神威は12歳。
自分はその監視役として鳳仙に雇われた。
いや、まるで強迫めいた神威の手の込んだ作戦に引っ掛かり、否応なしにこの仕事に就いた。
否と答えると殺すと鳳仙に言われたからである。

その時のことを思い出しそうになって首を振る。
煙草を揉み消すと、グラスを傾けた。
「ちっ…すっかり薄まっちまった…」
氷が溶けて薄まったウィスキーを一気に喉に流し込んで
立ち上がった。



阿伏兎は足音を忍ばせながら廊下を歩く。
昼間は多くの使用人が居るこの屋敷内も、夜には神威と阿伏兎しか居ない。
数人の夜警の人間、天人は門番として玄関脇に夜通し立っているが、
屋敷の中は二人だけだった。
前には屋敷内の警備員がひとり宿直として居たらしいが、
阿伏兎が住むようになってから居なくなった。
「夜兎の元傭兵が居るのだから心配はいらんな」
雇い主鳳仙の言葉だ。

これには大きな意味が有った。
「阿伏兎よ、お前の任務は神威を護ることである」と
毎日無言の重しが阿伏兎を襲う。
非常に重いプレッシャーだ。肩が落ちるくらいに。

春雨に対してそれは深い恨みの有る阿伏兎は、特攻を覚悟して春雨船に潜入した。
が、取り押さえられた所に神威が現れ、その命乞いをして救ってくれた。
その神威に選ばれて監視役を担ったことを忘れてはならないという、大きなプレッシャー。
鳳仙はこれを直接阿伏兎に言ったわけではない。
だがいつも言われているような気がするのは、
阿伏兎自身が鳳仙という春雨幹部の真の実力を認めているからであるのだが。


ここは鳳仙の屋敷だ。
神威は鳳仙にその能力を見出されて弟子となり、故郷の星を出てここへ来たのだという。
だが春雨幹部として重要な任務に就く鳳仙はあまりこの屋敷に来ることは出来ないでいた。
他の星の屋敷にも、何人も女を囲っていると聞いた。
忙しすぎる、無理からぬことだ、その身が幾つ有っても足りないであろう。

だが鳳仙の、神威に対する気持ちは本物だろうと窺える。
「やがてはわしの後を継がせる予定だ」

春雨第七師団は、猛者の集団として春雨内でも稀有な団であった。
その団長職をのちのち譲ろうとの考えだ。
ひとつの屋敷を宛がい、使用人や家庭教師などを多く雇い、
闘いの修行のために多くの戦士が代わる代わるやってくる状況を考えれば、
鳳仙の神威への入れ込みようは分かると言うものだ。
大体鳳仙の、神威を見る顔で分かる。

いかにも帝王という怖い風貌の、いかつい身体つきの鳳仙。
だが厳しい表情の中にも、神威を見る目には温かいものを感じることが出来るのだ。
そして傘を持って闘いの稽古をする。
鳳仙は神威と傘を持って闘っている時がとても楽しいらしい。
神威の成長ぶりが傘から直に伝わってくるのだろう。

息を切らしながら言うことには…
「阿伏兎君、神威は大きくなったねえ」
「へい旦那。傘の力もだいぶ強くなってきたと…」
「ふむ。どうだね?神威はちゃんと言われたことを守っているかな?」
「さあそれは、旦那…家庭教師の宿題を放り投げることもありますけどね」
「ははは。わしも小さい頃はそうだったなあ。ははは」
鳳仙は神威が息子のように可愛いらしい。
俺は神威の困った状況を報告したのに、笑うだけだ、あああ。
言葉にも態度にもそれが表れているなあ…


自分が見つけてきた才能ある夜兎の子ども、神威だ。
将来を期待する気持ちは、親子のそれと近いものがあるのだろうと阿伏兎は思った。
噂に聞く猛者の頭「鳳仙」の冷酷無比、戦場では負け知らず、などという顔と、
この神威の成長を笑いながら見守る父親のような顔と、
阿伏兎はふたつの鳳仙の顔を知ることとなったのだ。
だからそんな鳳仙の、阿伏兎を信頼してくれているのか、
面倒な事はお守り役のお前に全て任せているとでも言いたげなその表情の奥には
「神威に何かあったらお前を殺す」
という重い命令が潜んでいることは、阿伏兎にも充分過ぎるほど分かっていたことなのである。



神威の寝ている部屋に着き、そっとドアを開けて中に入った。
鍵はいつも掛かっていないのだ。
いつでも阿伏兎が様子を見に入れるようにと、鍵は取り外してしまった。
神威が、である。


「いくら何でもそりゃ無防備というもの。万が一賊に襲われた時、
鍵が掛っていれば多少は時間稼ぎにだってなるんだぜ?」
「俺がその賊だったらドアを蹴破るけど」
「…(汗)まあ…ね。お前さんならそうするだろうね…」
「それに大体この屋敷の門や塀を、守衛兵に見つからずに越えられないよね」
「…まあ…ねえ…あの云業が居れば、な」
「もしも幸運にも屋敷内に入って来られたとしても、
俺の部屋に着くその前に阿伏兎がやっつけてくれるでしょう?」
「…ふむ…もしも俺がやられたりしたらどうする?」
「え?俺、そんな弱い部下は要らないや」
「まだ部下ではないぞ、神威。俺は正式にその返事をした訳じゃねえからな」
「ええ?阿伏兎に選択肢は無いんだよ?もう決まったことなんだよ。
あれ?こういうの何て言ったっけ?ええと、『往生際が悪い』…で正解?」
「………正解だ。○を付けてやろう、ちっ!」
「あはは、阿伏兎ってば面白いね~」
そんなやり取りが有ったのだ。


暗闇に、廊下の明かりがわずかに部屋を照らした。
ベッドに潜り込んで寝ている神威を認める。
珊瑚色の髪が見えたからだが、その頭がくるりとこちらを向いてにこりと笑った。
「遅いじゃん…阿伏兎…俺、ずっと待ってたのに…」
「…起こしたか…悪いな…」
「起きないわけ、ない…阿伏兎の足音、阿伏兎の息使い、阿伏兎の動く気配、
阿伏兎の熱くなり始めた鼓動…ふふ…
…離れていたってもう全部俺の耳に届くよ…俺の中に全部インプットされてるよ…」
にやりと阿伏兎が笑った。
「…なに…熱くなり始めた鼓動だと?へええ。そんな事が分かるのか?」
「もっちろん…だって…阿伏兎の恋人は俺だもん…」
恋人ねえ…近からず遠からずだ。
「俺が欲しくてやって来る阿伏兎…だもんね…」
無言で口角を上げ、阿伏兎が目を伏せた。
「…俺も…阿伏兎を待ってたんだ…」
じっとその青い目に見られると、阿伏兎の身体に電気が走るようなしびれが襲う。
このしびれによる熱い刺激は、
阿伏兎の理性をいつも大きく揺るがしてしまうのだ。
湧き上がる情欲。
勃ち上がる猛り。
熱くなる体温。
それらに突き上げられ、神威のベッドへその身を滑り込ませた。
「くす…阿伏兎…だから鍵は要らないって言ったんだ…」
阿伏兎は神威のまだ細い腕に抱きしめられた。




@@@
少しでしたが雰囲気が伝わりましたでしょうか?
この先はえっちだから(笑)
次回は少しあとをUpする予定です。
64P小説本になる予定。
ここまでで約4P分。

阿伏兎の特攻を決意してライターを…のあたりと
鳳仙が少年神威に初めて出会った時のこととかは
「螺鈿」に詳しくあるので
少々被っているところもあります、ご了承ください。

「tenderly」の方も
「螺鈿」の方も
夏コミまでにもう少しUPする予定です。

ぜひまた拍手で応援して下さいね。
続きを読みたいという拍手の人のために、また書いちゃおう★



日食楽しみだワ♪




 
阿伏兎神威の小説を打っている最中です。
「絶望の淵を泳ぐ金魚」
うちの「絶」シリーズの第一弾。
3作つくる予定の、第一弾がこれなんです。

「tenderly」も進んでいますよ。
ですがこちらの方が先に入稿なので
「tenderly」も順調に書き進めていますが、まあ、あぶかむが今、絶好調~!な
時なんですね。

ちょっとコーヒーを入れ直してきたんで
妄想中の頭をリフレッシュううう~ってね。
でも原稿中だから、リフレッシュどころか「萌え盛るさ!」な感じかなあ…

なんでウチの阿伏兎はこんななのかなあ?とか
なんでウチの神威はこんなかなあ?とか
書きながら思うんだけれど…

このふたりの年齢差っていくつぐらいなんだろう?って。
書いている今は、神威が11~12歳ぐらいで
鳳仙の下で修行中なわけですよ。
で、「螺鈿」の中にあった阿伏兎との最初の出会いから
ちょうど1年ぐらい経ったトコなのね。
まだ団長じゃないし、部下でもないんだ。
だけどちゃっかり身体の関係はあってさ、もうもう、なんですよ。
その阿伏兎はそうだなあ、大体27歳ぐらい?
え?おじさんくさく見えるけどまだ27歳?っていうカンジに書いているのね。
もうとっくに30越えてるんだと思った…的な(笑)

そうなると
15歳違い…
親子じゃ近いし、恋人同士でも離れ過ぎ?
だけど神威はもうすっかり阿伏兎を部下扱いだし、
「阿伏兎は俺の恋人だもんね」とか言ってる。
で、阿伏兎は「ふん。まだ部下じゃねえ。正式にその返事はしていねえ」と反論。
でも鳳仙の無言の重し「神威に何かあったらお前を殺す」は
阿伏兎を苦しめてる…
監視役とはそういうことだとばかりにね。
鳳仙は神威が大事で可愛くて仕方がないから。
でも春雨の重要任務に就いている鳳仙は忙しくて(まだ春雨の引退前だからね)
毎日この屋敷に居られないから阿伏兎を監視役に雇ったわけだし。

なんやかやと鳳仙の旦那もさ、
阿伏兎と神威がそういう関係になったら、
阿伏兎が身体を張って神威を護り通すだろうって分かってるらしいんだ。
でしょ?
鳳仙は神威を「そういう目的」で修行してやろうと言ったんじゃないから。
星海坊主に
「わしが鍛えてやる」って言ったはずだしね。
幼い神威の高い戦闘能力を見ちゃって。
(そのシーンはこのブログ内「螺鈿」にあります)

ふうむ…
でも保護者的に阿伏兎が神威の甘えを許してしまいながら
自分も神威にのめり込んでいってしまう…
そんな阿伏兎がいいなと思うのです。
うむ。そこが分かってもらえるように書かないとな…


神威もさ、阿伏兎が居なくちゃ生きていけない…って感じなのだ。
これは正解だよね。
神威ってば、闘うこと以外、何も出来なくて。
包帯巻きだって阿伏兎に手伝わせてる…
…でもそれが可愛らしくてねえ、もう★


そんな神威は銀時が気に入ってるらしいけれど
ああ、もっとオトナになって吉原以降のことなんですけど
銀時と、だったら「どっち」になるかなあ?
銀時が攻めか?
銀時が受けか?
あの神威だったら、「どっちも好き~」とか言いそうでしょう?
ちっとさ、虐めながら銀時を…っていう神威もいいし
情事の時だけ一方的な攻めに屈する神威もいい…
あのサムライは強いしって知ったしね。
どんな反応かなあ?…妄想中…
ひええ…
これも書きたくなってきたなあ…
やっぱり作品として仕上げるかな?
こういうのってば、どう書くのか?
「神銀神」?でもこれじゃ神楽?ええ?違うし。
「銀神銀」?これじゃもっと神楽みたいだし。
「銀兄銀」っていうのがいいですか?
知っている人、教えて下さい。


さて「金魚」に戻って…
いろいろなエピソードを加えて
そこらへんがうまく表せたらいいなあと、パソコンの前で唸っています。
えっちなシーンもいっぱいあるから、
ここで発表出来るかなあ?
ちょっとだけでも読みたいって思ってくれた方は
拍手をボチッと♪

実は銀時月詠の「tenderly」もあれ以降はえっちがあるし
続きがUP出来るかしら?




というわけで
また原稿に戻ります。
アニ銀だわね。
今夜のはオリジナル?
久々に土銀熱も萌え上がるでしょうか?
うふふ。

オリジでいいから、また神威とあぶさん出ないでしょうか?
それ切望なんですけど!



術後一か月め。
来週から仕事に復帰です。
だからいま、大急ぎで原稿中なの。
   
暑さにやられそうな、みづきでした。



★拍手ありがとうございます~~~♪
とっても嬉しいです!
エネルギーをくれますね!
ご遠慮なくコメントもどうぞ。





 
このお話は「その2」と繋がっていません。
高校生銀時と月詠の初めての出会いのシーンから。




「何だって?西高の番がわっちに会いたいと言って来たと?」
「ええ、お頭。ほらこれ…」
【金曜日、夜9時。ハマの波止場にて待つ。西高銀時】



ここは吉原女学院。
横浜の港から上った丘の上にある、名門女子高校である。
多くの女子高の中でも、厳しい偏差値を誇り、
学校内の設備も他の女子高とは比べ物にならない程に整備され、
校長の鳳仙は全横浜私学女子高の理事を務める実力者である。
近頃の女子高には珍しく、礼儀作法の時間や、琴、三味線、日本舞踊、
剣道、柔道、弓道などの古典的日本武芸の数々、
書道や茶道、華道など、それは多くの芸事が授業に織り込まれていた。

「男に負けずに世の中を渡り歩くのに、ひとつでも多くの芸を身につけることが大切である。
女子は女子にしか出来ぬ技もあるということ、
いつかそれが己が身を助ける日も来るやも知れぬ」
とは、校長鳳仙の言い分である。

一方横浜でも偏差値も最下位に近い西高校は、
港から少し離れた工場地域西部に有った。
先ほどの吉原女学院が超セレブ校なら、
こちらは公立の一般人向けな学校…
だがその西高の番、坂田銀時は、この吉原女学院でも有名だった。
その白い髪と赤い目、無類の甘いもの好き、喧嘩っ早くて負け知らず。
丘を下りた同じ横浜に、その名を馳せている男。
177センチ、65キロ。
均整のとれた身体つき。
一応ハンサム。
腰に差している【洞爺湖】と彫られた木刀。
銀時を元町で見かけたとかの噂が流れると、
吉原女学院の中でもきゃあきゃあと嬌声が飛び交った。
同年代の異性に興味津々なのは仕方あるまい。

それは西高でも同じで
「あの吉原女学院の生徒を自分の女に出来たら最高!」などと言い合っている。
そんなセリフを快く思わない西高の女子は、吉原女学院の生徒を目の敵にし、
先日ハマの繁華街でひともめ有ったところだった。
ひょっとしてその事件と関係があるのではないか…?…

「お頭、どうします?」
「…ふむ…待ちなんし。まだ時間がある。考える」



月詠が【頭】と呼ばれているのは、この吉原女学院の生徒会長である
学年一つ上の日輪を護る親衛隊「百華」の長を務めているからだ。
小さい時から月詠を本当の妹のように可愛がってくれ、
大事にしてくれていた日輪。
日輪がこの吉原女学院に入ったと聞いて奮起して勉強し、見事試験を突破したのだ。
どこまでも日輪を護るために付いて行くと決心している月詠は、
他の女生徒らと違い、異性やファッション、アイドルや音楽などに夢中にならず、
生徒会が万事うまく進むようにと策を練り、もめ事は日輪に知られる前に片づけ、
時には日輪のボディガードさえ務めた。
校長鳳仙の大層お気に入りである日輪を護る親衛隊の隊長は、学術優秀、
日輪とは違う美貌を持った女、芯の強い態度と目つき、容赦ない制裁、
セーラー服の袖に隠し持ったクナイの技は、誰も敵わない…
月詠の他校の評判である。
だがちゃらちゃらした今時の女子と違う、
「日輪を護ることを第一の任務」と決心しているその目つきに、
他校の男子は「すごい美女だけどこりゃ落とすのは無理」とばかり、
往々に敬遠されているほどであった。



月詠は先日起きたもめごとの報告書を読んだ。
「元町で肩が触れた触れないで、ふたりの女子高生が取っ組み合いの喧嘩になり、
吉原女学院の生徒が泣いて謝って終わった」とある。

なんだ、負けたのか…悔しいのお…
だが謝って終わったのならもう今更何も言われることも無かろうに…?
いったい銀時はわっちに何を言いたいのだろう?
もうウチの生徒に喧嘩を吹っ掛けてくるなよ、とか?
ハマでデカい顔してんじゃねえよ!お前ら、とか?
そいつの恨みを返しに来た、とか?
ふん、くだらない…

同じ土地で暮らしていくのに喧嘩なぞ繰り返してどうなる。
こんな小さな雑魚同士の喧嘩に、番長がエラそうに出張るなんて、
銀時はその程度のヤツなのか?情けない。
おう、いちゃもんをつけるのなら聞いてやろうじゃないか。
同じハマっ子同士、仲良くは出来ないまでも、当たらず障らずに暮らして行けばじきに卒業、
わっちも銀時も今は高二、大学を受験するならこれからが勝負。
日輪が進学する気なら、わっちも同大学を受けるためにも勉強が忙しくなる。
他校との面倒なもめ事をこれ以上増やさない為にも、ここらでわっちがひとつ言っておくか…
西高の番、坂田銀時に会ういいチャンスでありいすな…
日輪の生徒会とこの学校を護るために、大きな事件は起こしたくない。
月詠は自分が行かねば解決しないだろうと判断した。

「わっちひとりでも大丈夫だ。行くでありいす」
「頭、駄目です!ひとりなんて…あっちも大人数で来るやもしれませんよ?」
「…ふむ…そうか…じゃ、一応10人ぐらいで行くか」
「10人…分かりました。それでは次の部隊を待機させておきましょう。
呼んだらすぐ来られる場所に」

…そうして金曜日の夜が来た。






ぼお~~っ
船の汽笛が聞こえる。
横浜港では、朝7時、正午、夕方5時、そしてこの9時と、氷川丸が鳴らしてくれる。
ハマっ子たちはその汽笛を聞きながら行動しているのだ。

月詠とその側近の10人の百華メンバーは指定された波止場まで来た。
遠目にひとりの男が立っているのが見えた。
男は海の方角を見ながら立っていた。
前を留めずに来ている学ランが風になびいている。
噂通りの白い天然パーマの髪。
ああ、これが西高の銀時か…

だがこの、どこか寂しげな背中はどうしたものだろう。
手下も連れずにひとりで現れた銀時。
有名な洞爺湖も腰に差していない。
丸腰である。
白い髪が海風になびくのを押さえもせずに、じっと暗い夜の海を見つめている。
その表情は暗く遠目なので見えないが、
ただひとり波止場に立つ男の姿は月詠の心を大きく騒がせた。

なんて寂しげな…それでいてなんて強そうな男なのだろう…

だが丸腰であるのが気に掛かる。
何故だ?
いくら何でも無謀だろう。
喧嘩した学校の親衛隊の頭と会うのに、たったひとり、丸腰…
このまま喧嘩になったらどうする気なのだ。

……ああ、そうか。女どもの相手に木刀は要らないか。
喧嘩などになりはしない、ちょいと腕ぐらいねじ上げれば
言うことを聞くだろうとでも思っておちょくっているのか。
舐めたマネを…!ふん!いい気になるなよ、銀時。
わっちがその気になったら、お前などその暗い海へ蹴落とす事など簡単だということを、
その身に教えてやるからの!馬鹿にするな!見てろ、この!

先ほどの、銀時の姿に心打たれた分だけ、余計に怒りと闘争心が湧く。
月詠はセーラー服の袖に隠し持ったクナイの本数をそっと確かめた。




@@@
武路軀の辺りを飛ばして、高校生銀時と月詠の出会いの辺りです。
この後に情事があり、ふたりでかけおちして、ハマを飛び出し、
双子を生んで…になるのです。
こうご期待★

いつも拍手応援ありがとうございます!
まだまだよろしくです!
絶対完成させます!燃えてます銀月もあぶかむも!



順調に回復中    みづき  






 

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